2009年 02月 02日
MIX TAPE、MIX CD。 |
ついにブログでも!という感じですが。
実は僕は一度もMIX作品(MIX TAPE,MIX CD)を買ったコトがありません。
大先輩DJの方々の大名作と言われる数多くシリーズ化されてる大人気シリーズすら一度も聴いたコトが無い。
別に何か『"カッコイイ男らしいコダワリ"』があったワケでも無いし
『"ヘソマガリな根性で"』とかそういう感覚でも無く。
理由は、
僕がDJを始めたのは中学一年のとき。本格的なDJ活動は中学2年から。
そう。つまり、中学生の小遣いと言えば、、、ねぇ。
因に僕は中学二年のときの小遣いは月に"3000円"でした。
レコード代で考えたらかなりクレイジー!!!!!!!!!!
あの頃、98年前後、当時MIX TAPEブームで今では鬼レア化している諸大先輩方のMIX TAPEが、レコード屋や服屋のレジの横等に並んでいた。
当時MIX TAPEの値段は1500〜2000円。
オイラの小遣い3000円。
そういうワケです。
MIX TAPEを買うとレコード代が月に新譜一枚分ほどしか残らない!!
はじめはソレだけの理由でしたが、結局MIX TAPEにはあまり興味も無かったので(欲しいのはレコードだけだった)高校以降も結局そのまま一度も買わずに今に至っているワケです。
なので、『有名な誰それさんネタ』みたいなのは結構無知に近い。
ソッチの方が今となってはやり易いので、ある意味良かったです。
しかし、MIX TAPEを聴いて無いだけに、ずいぶんと曲を知れずに今に至っているというコトにもなります。いずれにせよソレで知っても”誰それさんネタ”ということになるのか。
知っていたらやっぱ僕は気が引ける。いつかは自分で自ら知れるでしょう。
やっぱりある意味良かったのかも?難しいライン。
多分 僕は一生、自らMIX作品は買わないかもしれない。
しかし、数少ないいただきものの中にはスゴく聴かせていただいている作品はあります。
注)あくまで僕の3000円からのズルズルなので、皆さんは MIX作品、素晴らしいもの沢山買って聴きましょう!!!MIX TAPE,MIX CDは"情報"では無く”作品”ですので。
MIX TAPEを買えなかった少年Sの当時の情報元と言えば、
一番大きいのは『ラジオ』。
他はテレビ、音楽雑誌、ハードオフ(ジャンクレコード)、CD(試聴機)
ラジオでは一日中、音楽が紹介されていますからね。
中学時代は、とにかく家に居る時は一日中ラジオを聴き、気になる曲が掛かった瞬間メモとペンを持ってスピーカー前で待機。
毎晩DJのRYUさんがパーソナリティーを努めていた『SOUL TRAIN』は欠かさず聴いてました。
週末はRIKOさんとMUROさんの『Hip Hop Journey - Da Cypher』は毎週録音。
あと新譜は日曜日の『TOKIO HOT 100』を聴いて100曲チェック、気になる順位をメモして、番組終わりに希望すればFAXで貰える100曲のリストにチェックしといた順位を印付け。
中学時代数回、そして高校時代は毎月一回程度の大阪レコ買い(しかし試聴出来ない)
しかし、大阪マンハッタンレコードの上にあったA-1レコードのUS買い付けLP盤5枚で2000円コーナーというのが一時期だけあったのですが、鬼ヤバかったです。
60年代のモータウンの鬼名盤や60年代ソウルの名盤のオリジナルが山ほど。
50枚買って20000円でした。
何故あんなに安かったのかは謎です。10年位前の話。
テレビのCM曲なんかも会社に電話して教えてもらったり。
当時TOM JONESのIT'S NOT UNUSUAL(某車のCM)やGeorge BakerのLittle Green Bag(某ウイスキーのCM)すらも、そうでもしなければアーティスト名と曲名を知れない環境でした。
何故ならDJの先輩は基本的に、プレイしている曲をあまり教えてくれない。そういう時代。
東京ではどうだったか知らないけど、情報の無い僕の田舎はそうでした。
こんな有名な曲すらも、情報の極めて少ない時代 彼らは苦労してようやく知ったのでしょう。
ハードオフ(ジャンクレコード)。
コレは今でこそ誰もがチェックしていますが、10年前 前後は地元ではおそらく自分くらいしかチェックしていなかったので、かなり良いレコードが買えた。
もちろん殆どレジに持って行く瞬間は全く知らないレコード。
中学2年の3000円の小遣いのうちのたった1000円だけでも
20円の7インチなら50枚。
100円の12インチ&LPなら10枚買えた。
しかも手つかずで面白いレコードもたくさんあった。
その後、中学3年になったら小遣いは5000円にランクアップ!!
高校時代はモッパラ ルーツレコードにバイト代をソソギ込む。
DJって元々昔ずっとこういう環境だったんですが(少なくとも自分が始めたての頃はまだ)、
今も昔も良い時代なのか どうなのかよく分からないですね。
昔の図式
『良いレコード持ってる人=掘ってる人(苦労もしてる)』
が、今はもはや あまり無い。
今は良いレコードを本当にすぐに知れてしまうけど、
そんなんじゃそのレコード(曲)に対しての深い思い入れや愛情なんて絶対に生まれない。
プレイにも必ず反映する。必ず広がりは狭まる。
試聴出来ないから、嫌でもニガテな音を家に持ち帰って聴かなければいけない。
絶対これは必要な要素。僕以前の諸先輩方は全員経験してきたコト。
良いものは個人的な好みとかでは無く、必ず良いものだと分かるトキはきっと来る。
耳を肥やしココから良さを見いだせれば、必ず+@な絶妙な”間”が生じるはず。
ソレがその人の本来の感覚かもしれない。
ソレを表現するコトがDJとしての一つの重要な(僕は一番大切な)要素だと思う。
コレから出て来る、もしくは今の最若手世代は気をつけなければ”平行線のグルーヴ”。
ソレしか出来なくなる可能性がある。
もう、誰かのフォロワーになる時代でも無いですよ。
誰かの背中を見て”前に習え”ではなく、先頭に立って前を見ましょう。
まずは、すすんでレコードで金をドブに捨てて下さい。
これからなNEXTな人々。
実は僕は一度もMIX作品(MIX TAPE,MIX CD)を買ったコトがありません。
大先輩DJの方々の大名作と言われる数多くシリーズ化されてる大人気シリーズすら一度も聴いたコトが無い。
別に何か『"カッコイイ男らしいコダワリ"』があったワケでも無いし
『"ヘソマガリな根性で"』とかそういう感覚でも無く。
理由は、
僕がDJを始めたのは中学一年のとき。本格的なDJ活動は中学2年から。
そう。つまり、中学生の小遣いと言えば、、、ねぇ。
因に僕は中学二年のときの小遣いは月に"3000円"でした。
レコード代で考えたらかなりクレイジー!!!!!!!!!!
あの頃、98年前後、当時MIX TAPEブームで今では鬼レア化している諸大先輩方のMIX TAPEが、レコード屋や服屋のレジの横等に並んでいた。
当時MIX TAPEの値段は1500〜2000円。
オイラの小遣い3000円。
そういうワケです。
MIX TAPEを買うとレコード代が月に新譜一枚分ほどしか残らない!!
はじめはソレだけの理由でしたが、結局MIX TAPEにはあまり興味も無かったので(欲しいのはレコードだけだった)高校以降も結局そのまま一度も買わずに今に至っているワケです。
なので、『有名な誰それさんネタ』みたいなのは結構無知に近い。
ソッチの方が今となってはやり易いので、ある意味良かったです。
しかし、MIX TAPEを聴いて無いだけに、ずいぶんと曲を知れずに今に至っているというコトにもなります。いずれにせよソレで知っても”誰それさんネタ”ということになるのか。
知っていたらやっぱ僕は気が引ける。いつかは自分で自ら知れるでしょう。
やっぱりある意味良かったのかも?難しいライン。
多分 僕は一生、自らMIX作品は買わないかもしれない。
しかし、数少ないいただきものの中にはスゴく聴かせていただいている作品はあります。
注)あくまで僕の3000円からのズルズルなので、皆さんは MIX作品、素晴らしいもの沢山買って聴きましょう!!!MIX TAPE,MIX CDは"情報"では無く”作品”ですので。
MIX TAPEを買えなかった少年Sの当時の情報元と言えば、
一番大きいのは『ラジオ』。
他はテレビ、音楽雑誌、ハードオフ(ジャンクレコード)、CD(試聴機)
ラジオでは一日中、音楽が紹介されていますからね。
中学時代は、とにかく家に居る時は一日中ラジオを聴き、気になる曲が掛かった瞬間メモとペンを持ってスピーカー前で待機。
毎晩DJのRYUさんがパーソナリティーを努めていた『SOUL TRAIN』は欠かさず聴いてました。
週末はRIKOさんとMUROさんの『Hip Hop Journey - Da Cypher』は毎週録音。
あと新譜は日曜日の『TOKIO HOT 100』を聴いて100曲チェック、気になる順位をメモして、番組終わりに希望すればFAXで貰える100曲のリストにチェックしといた順位を印付け。
中学時代数回、そして高校時代は毎月一回程度の大阪レコ買い(しかし試聴出来ない)
しかし、大阪マンハッタンレコードの上にあったA-1レコードのUS買い付けLP盤5枚で2000円コーナーというのが一時期だけあったのですが、鬼ヤバかったです。
60年代のモータウンの鬼名盤や60年代ソウルの名盤のオリジナルが山ほど。
50枚買って20000円でした。
何故あんなに安かったのかは謎です。10年位前の話。
テレビのCM曲なんかも会社に電話して教えてもらったり。
当時TOM JONESのIT'S NOT UNUSUAL(某車のCM)やGeorge BakerのLittle Green Bag(某ウイスキーのCM)すらも、そうでもしなければアーティスト名と曲名を知れない環境でした。
何故ならDJの先輩は基本的に、プレイしている曲をあまり教えてくれない。そういう時代。
東京ではどうだったか知らないけど、情報の無い僕の田舎はそうでした。
こんな有名な曲すらも、情報の極めて少ない時代 彼らは苦労してようやく知ったのでしょう。
ハードオフ(ジャンクレコード)。
コレは今でこそ誰もがチェックしていますが、10年前 前後は地元ではおそらく自分くらいしかチェックしていなかったので、かなり良いレコードが買えた。
もちろん殆どレジに持って行く瞬間は全く知らないレコード。
中学2年の3000円の小遣いのうちのたった1000円だけでも
20円の7インチなら50枚。
100円の12インチ&LPなら10枚買えた。
しかも手つかずで面白いレコードもたくさんあった。
その後、中学3年になったら小遣いは5000円にランクアップ!!
高校時代はモッパラ ルーツレコードにバイト代をソソギ込む。
DJって元々昔ずっとこういう環境だったんですが(少なくとも自分が始めたての頃はまだ)、
今も昔も良い時代なのか どうなのかよく分からないですね。
昔の図式
『良いレコード持ってる人=掘ってる人(苦労もしてる)』
が、今はもはや あまり無い。
今は良いレコードを本当にすぐに知れてしまうけど、
そんなんじゃそのレコード(曲)に対しての深い思い入れや愛情なんて絶対に生まれない。
プレイにも必ず反映する。必ず広がりは狭まる。
試聴出来ないから、嫌でもニガテな音を家に持ち帰って聴かなければいけない。
絶対これは必要な要素。僕以前の諸先輩方は全員経験してきたコト。
良いものは個人的な好みとかでは無く、必ず良いものだと分かるトキはきっと来る。
耳を肥やしココから良さを見いだせれば、必ず+@な絶妙な”間”が生じるはず。
ソレがその人の本来の感覚かもしれない。
ソレを表現するコトがDJとしての一つの重要な(僕は一番大切な)要素だと思う。
コレから出て来る、もしくは今の最若手世代は気をつけなければ”平行線のグルーヴ”。
ソレしか出来なくなる可能性がある。
もう、誰かのフォロワーになる時代でも無いですよ。
誰かの背中を見て”前に習え”ではなく、先頭に立って前を見ましょう。
まずは、すすんでレコードで金をドブに捨てて下さい。
これからなNEXTな人々。
by kawanishisuguru
| 2009-02-02 22:12